【仮面ライダー平成2期】いい意味で騙された! 名作仮面ライダー〜平成2期〜【初めての方もぜひ】
こんにちは、マンタです。
令和になりました(今更感)。
「平成仮面ライダー」は終わり、「令和仮面ライダー」の時代がやってきました。
日曜朝8時には新しく「仮面ライダー01(ゼロワン)」がスタート。
時代の流れは早いものです・・・・・・
え? タイトルの「平成2期」って何って?
仮面ライダーなんて子供の見るものだって?
全部「仮面ライダー」なんだからみんな同じなんでしょ、だって?
そんな仮面ライダー初心者の方にも向けて、今回は、「いい意味で騙された! 名作仮面ライダー〜平成2期〜」をご紹介いたします。
「平成2期」の縛りは、マンタがある程度しっかりみているのがこのくくりのライダーたちだからです。
「昭和ライダー」「平成1期」もみ終わりましたら、ぜひ記事にしてみたいと思います。
なお、今回も相変わらずマンタの個人的解釈・偏見・主観に基づくことをお許しください。
それでは、どうぞ。
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「平成2期」とは?
昭和から続く人気番組仮面ライダー。
そのうち、「平成2期」と呼ばれるのは、今をときめく若手俳優、菅田将暉のデビュー作品『仮面ライダーW』から、今年まで放送されていた『仮面ライダージオウ』までの作品を指します。
特徴としては、雰囲気がコミカルであること、コスチュームのモチーフが多種多様であること、CG表現が豊かなこと、世界観が漫画的であること、ドラマやアニメの脚本家が筆を取ることが多いこと、などです。
今回は、その中でも、思わず「騙された!」と言いたくなるほど強烈な3作品をご紹介したいと思います。
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ショッキングピンクの二頭身に騙された! 熾烈なデスゲームと医療ドラマのコンボ、『仮面ライダーエグゼイド』
実際に、「エグゼイド レベル1」と検索すると、なんとも可愛いショッキングピンクの二頭身なキャラクターが出てきます。
マンタはこの仮面ライダーの1話を見て、主人公が二頭身に変身してから「いやいや、これはないわ」と、うっかり見るのをやめてしまいました。
その後、最終回をたまたま見かけ、心の底から後悔、一話から見直すこととなります。
この仮面ライダーの特徴は「医療」と「デスゲーム」がかけ合わさっている点です。
主人公含め、変身するライダー達の主はお医者さん、つまり命を守る・助ける仕事をしています。
仮面ライダーに変身したあとは、体力を示す胸の「HPゲージ」がゼロになると死んでしまう命がけの戦いに身を投じなければなりません。
一方、敵は人の命をゲームで刈り取るゲームキャラクターたち。
「遊ぼうぜ」と笑いながら、人々を死に追い込むゲームをしかけてきます。
『仮面ライダーエグゼイド』は、人の命と向き合う「医療」と、人の死が軽んじられる「デスゲーム」を巧みに組み合わせ、命の重さについて訴えかけてくるのです。
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古めかしいツッパリ頭に騙された! どこまでも熱い、純粋無垢な友情・努力・勝利!
『仮面ライダーフォーゼ』
人気俳優福士蒼汰さんや吉沢亮さんの若き頃が見られる『仮面ライダーフォーゼ』。
しかして主人公の髪型は、なんとも古風なツッパリ姿! しかも短ラン!
マンタはこちらもうっかり「いやいやw 古いでしょw」とスルー。
そしてやっぱり後から面白いのを知って最初から見始め、映画までしっかり拝んでしまいました。
仮面ライダーフォーゼは宇宙飛行士の育成をメインにした高校が舞台です。
作品全体は、海外の学園ドラマをモデルにした元気一杯なテイスト。
しかし、後半からの追い上げが凄まじいのです。
明かされる親友の秘密、主人公の父が残したメッセージ、そして、友達との別れ。
前半が明るく楽しい雰囲気なだけに、後半のシリアス展開や別れのシーンは心揺さぶられるものがあります。
命がけで友達を守る、友達との絆をつなぐ、主人公のまっすぐな性格は、大人になって失ってしまった大切な感情や思い出を思い出させてくれます。
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フルーツで変身!? しかもオレンジ!? しかも武将!?
おまけにダンスチームでバトル!? 異世界登場!?
ぶっ飛び要素満載すぎて騙された!『仮面ライダー鎧武』
見出しが長すぎてもはや見出しになっていない気もしますが、それくらい騙された衝撃がすごかったのが、この『仮面ライダー鎧武』です。
ちなみに、「鎧武」は「ガイム」と読みます。
見出しにある通り、登場ライダーはみんなフルーツがモチーフのベルトで変身し、主人公は巨大オレンジが空から降ってきて変身、武将の鎧に変形した巨大オレンジを身にまといます。
そして普段は、ダンスチームを組んで、仲間とバトルをしています。
バトルはダンスの場所取り合戦。
バトルの内容は、異世界から魔物を呼び出して対戦。
・・・・・・色々詰め込みすぎて、何が何やら。
しかし、騙されてはいけません。
この『仮面ライダー鎧武』こそ、仮面ライダー史上最も鬱(つらすぎる)展開と言われるほど、名を轟かせている名作なのです。
ここからは、ネタバレ注意です。
前半は、普通の青年である主人公がダンスバトルチームでリーダーをしながら、バイト探しにあけくれる時点からスタート。
まだ雰囲気は明るいままです。
しかし、仮面ライダーのベルトを入手し、戦い始めると物語は一変。
権力者の陰謀やベルトの力の源である異世界からの侵略、力を持ったことにより狂気に飲まれる仲間や、命を落とす友。
ついには、主人公が今まで戦っていたのは全て元人間、しかも最初に手にかけた相手は失踪した親友だったことが発覚します。
強さを求めて争い合うライダーたち。
平和を求める主人公。
そのぶつかり合いには、「力・支配」と「平和・友情」、これらの共存がいかに難しいかを訴えかけてきます。
脚本家は、『魔法少女まどか☆マギカ』で有名な脚本家、虚淵玄さんです。
暗く、重いシナリオと悲劇的かつダークな話を書くことで有名な作家さん。
『仮面ライダー鎧武』では、先にフルーツがかたどられた変身ベルトを渡され、「このベルトで変身するライダーの話をお願いします」と言われ、頭を抱えたとか。
それでもしっかりとご自身の特色を遺憾なく発揮されている点、さすがプロフェッショナルです。
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平成2期をさらっと味わってみたいなら。カタカナに騙されるな!
『仮面ライダージオウ』
一気に見るとなれば、かなりの時間が必要になる仮面ライダーシリーズ。
平成2期にはまるなら、せっかくだから好きなライダーから見たいところです。
そこで、平成2期、それぞれの作品の雰囲気を味わうのにオススメなのが、今年まで放送されていた『仮面ライダージオウ』です。
平成ライダー20周年記念作品ということもあり、各話ごと、ほぼ毎回、過去の仮面ライダーの先輩が登場し、物語のベースや雰囲気が過去のライダー作品に合わせて作られています。
平成2期だけでなく、1期も含め、複数の仮面ライダー作品の雰囲気を味わいつつ、物語を楽しむことができます。
仮面に思い切り「ライダー」と書いてあっても、足裏に「キック」、剣に「ケン」と書いてあっても、まして体全体が完全に腕時計だったとしても、騙されてはいけません。
後半のストーリー展開には、熱い友情シーンが待ち受けていますよ。
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というわけで、今回は仮面ライダー平成2期のいい意味で騙された名作品を紹介させていただきました。
まだまだ紹介したりない気持ちでいっぱいです。
おそらく、別の切り口から、紹介することになると思います。
しかし、今日はこの辺で。
またお会いしましょう。
マンタでした。